定期便輸送とは、運送業に於いてごく一般的に行われている運搬方法です。
主に拠点から(車庫や積地)50キロ~200キロ圏内の配達を行います。
多くの運送会社が地場輸送をメインにしています。
ジャンルによってそのパターンは多様にあります。
定期便の一例
たとえば…
①定期便(コース) → 毎日同じ配達先を回り納品する
②専属便 → 荷主様は同じでも、毎日違う配達先へ納品する
③フリー便 → 毎日違う荷主様の荷物を運び納品する
その詳細は…
①定期便(コース便)
★定期便の1つのパターン
朝積みタイプの例
朝7:30車庫出発
↓
朝8:00荷主会社にて積み込み開始
↓
朝9:00出発→5~10件くらい配達
↓
16:00荷主会社に帰社
↓
夕方17:00帰庫
毎日が繰り返しになります。帰庫時間は道路の混雑や荷の数量などにより変わります。
ただ、朝の車庫をスタートする時間は一定です。
ほぼ、配達先は決まっています。基本的には、毎日、同じ道を走るので、ドライバーが道に不安な場合でも、何回も練習し復習することで、配達に集中でき、慣れてくれば負担が少なくなり、より正確で安全になります。
★定期便のもう1つのパターン
夕積みまたは、夜積みタイプの例
太郎さんドライバー
朝5時車庫出発
↓
8時半1件目到着 以降、5件~10件配達
↓
15時荷主会社帰車
↓
17時翌日分の積み込み終了
↓
17時半帰庫
花子さんドライバー
朝7時半車庫出発
↓
8時半1件目到着 以降5件~10件配達
↓
15時荷主会社帰社
↓
17時翌日分積み込み終了
↓
17時半帰庫
この様に、配達の納品コースにより、1件目までの走行時間が長く、朝一定時間からの積み込みでは、間に合わない事があるときに使われるパターンです。
遠距離になるコースもあるため、車庫の出発時間が多様になります。
但し、帰庫時間はある程度決まってきます。
定期便は、月極め運賃が一般的で、商品の数量にかかわらず、固定支払いの荷主様が多いです。
閑散期には、コスト高になることもありますが、繁忙期には安心感があります。
②専属便
専属便は、1社の荷主様の専属のドライバーとなって配達を行うもので、配達先は毎日決まっておらず、宅配便などもこの一種になります。
配達先は決まっていないと言っても、積荷は決まった物ですし、範囲はある程度決まっているので、数ヶ月もすれば安定した運行ができるようになります。
毎日、行先が変わるので、出発前の確認と各納品先での対応力が必要となります。専属便も、朝積み、夕積みどちらもあります。
月極め運賃が多く、固定支払いになる場合がほとんどです。
但し、配達先により、距離や運行時間に隔たりがある為、固定支払プラス割増運賃を取り入れています。
③フリー便
フリー便は、毎日色々な荷主様の荷物を納品します。配達先の住所、積む商品も様々です。
だいたいは、普段から付き合いのある、定期便、専属便の荷主様が、車が足らないときなどに応援依頼がきます。
この場合、定期便や専属便のドライバーと同じ仕事をするわけですが、扱いは臨時なので運賃は別見積もりとなります。
たとえば、昨日はある会社の定期便の応援、今日は、また違う会社の専属便の応援、明日は初めての荷主様の納品などとなります。
午前、午後で違う荷主様の荷物を運ぶこともあります。
フリー便は、急な運送依頼に対応しますので、正確に住所まで届ける、道の詳しさなども重要になります。
また、フリー便は、長距離輸送もあります。
荷主様から、突然の長距離輸送を依頼された場合は、ほとんどフリー便の運転手となるケースが多いです。
運賃は、色々な荷主様からの運賃なので、運賃は都度、見積もりとなります。
我妻商事では、様々な荷主様の要望を、柔軟に受け止め、あらゆるプランを検討し対応致します。お客様が今、何を必要としているのか。ワンストップで一緒に物流の或いは単発の運送の戦略を組み立てていきます。